無敗の三冠馬「コントレイル」の有終の美、競馬ファンでなくとも感動!

スポーツ

イギリス保健省が、南アフリカやボツワナで感染が広がっている新型コロナウイルスについて

強い懸念を表明しました。

WHOは、「オミクロン株」と指定、アメリカをはじめとする諸外国は入国規制の強化を発表

しています。

はっきりしたことは今後の発表待ちですが、デルタ株よりも感染力が強いと見られ、ワクチ

ン接種率が世界トップレベルのイスラエルや、アジアでも既に香港でも確認されているそう

です。イスラエルなどは、たった1名の感染者発覚で即全ての外国人の入国を禁止する警戒

体制です。

日本への第六波は再びデルタなのか、またはオミクロンなのか。もしくは、第六波はないの

か?とても大きな不安を覚えます。しかし、暗いことばかり考えていては、免疫は上がらな

いはず!そんな中、無敗の三冠馬コントレイルという馬が、ジャパンカップを優勝して引退

福永騎手が馬上で涙を拭う姿が感動を呼びました。

暗い世の中に明るい話題を提供したコントレイル、一体どんな競走馬だったんでしょうか?

 

ノールヒルズ生産馬

競走馬の世界ではいくつかの大きな生産者がいるようで、ノースヒルズもその中の一つ。

過去には、「ワンアンドオンリー」、「キズナ」という2頭の日本ダービー馬を輩出してい

ます。ここで生産され、無敗の三冠馬となったのが「コントレイル」。意味は、「飛行機雲」

なのだそうです。どこまでも飛んでいきそうな印象ですよね。

三冠馬とは、「皐月賞」「日本ダービー」「菊花賞」のG1を全て勝利すること。これを制

した競走馬を三冠馬と呼びます。

コントレイルは史上9頭目の三冠馬、しかし、無敗で三冠となると、3頭目だそうです。

1984年 シンボリルドルフ

2005年 ディープインパクト

2020年 コントレイル

競馬ファンでなくとも聞いたことがある名前ではないでしょうか。最近では特にディープイ

ンパクト。コントレイルの父親なのだそうです。「Blood sport」と言われる競馬ならでは

の感動的な血の継承ですね。

コロナ禍、三冠からジャパンカップへ

ここ2年弱、競馬会に限らず、多くのスポーツやイベントが無観客開催となりました。どんな

スポーツ、イベントも多くのファンがあってのことですよね。ファンが一切いない中での開

催、競馬も他のイベント、スポーツ同様に暗い時代を耐え抜いていました。

そんな中、コントレイルの無敗での三冠達成、そしてジャパンカップを勝利しての引退。

コロナ禍の中でデビューし、三冠達成、そしてジャパンカップ勝利しての勇退。競馬ファン

でなくても多くの方が感動を覚えたはずです。

常に高い人気を得ながらその馬を勝利に導く、とてつもないプレッシャーがあるであろう

中、人々に感動を届けられるっていうのはスポーツの素晴らしさです!

ジャパンカップとは、国際G1と呼ばれる格式高い競争の一つに指定されているレースで、海

外からも活躍馬が参戦するんです。そんなレースを引退レースに選び、勝利して引退。こんな

ドラマのような筋書きが成り立ってしまうんですね。

競馬とは、勝った、負けたってのが普通の反応と思っていましたが、ジャパンカップ勝利後に

馬上で人目を憚らず涙する福永騎手を見ていたら、もらい泣きするくらいの感動でした。馬

券がどうこうとか関係なく見ていた人も多いのではないでしょうか。

引退から種牡馬へ

競走馬で5歳で引退というのは早いなーと思うのですが、大切なのはこの素晴らし血統を後世

に残していくことだそうです。

獲得賞金は10億円を超えているそうで、馬主さんなら「もっともっと稼げ!」と思うのかと思

ったら、元気なうちに引退させて血を残していく。こういう考え方も競馬界ならではの独特な

考え方ですよね。そして、早ければ2年後にはコントレイルの子供達が競走馬としてデビュー

するのだそうです。福永騎手は、2年後にコントレイルの子供に騎乗するのが楽しみと言いな

がら涙を流していました。

まとめ

日本の生産馬の多くは海外で活躍するほど強くなっているのだそうです。しかし、世界最高峰

と言われるフランスの凱旋門賞だけは未だに日本馬の勝利はないのだそうです。

あのディープインパクトでも成し遂げられず、コントレイルは挑戦することなく引退となって

しまいましたので、これからはコントレイルの子供が活躍し、いつか凱旋門賞に挑戦、勝利す

る日を夢見たいですね。

三冠馬、ジャパンカップ馬に導いた福永騎手、そして、ここまで馬のお世話をしていた関係者

の方々、そして、自身が三冠馬であること、ジャパンカップという世界でも最高峰の競争を勝

利したことなんか知らないであろうコントレイル自身、全ての関係する方々に、コロナ禍の中

での明るい話題を提供し続けてくれたことに感謝したいと思います。

 

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