お金の話!流行りの「FIRE」?あなたは?ハーフリタイア?定年退職?

FIRE

あなたはどうする? FIRE & 定年退職?

「一年の計は元旦にあり」という言葉がありますね。

2022年、皆さんはどんな目標を立てましたか?色々な目標があると思いますが、

昨今、20代〜40代の若年層の間で流行っている「FIRE」について取り上げます。

一昔前までは、「FIRE」と聞くと、解雇(クビ)されることを連想しました。

つまりネガティブなイメージを持つ人も多かったと思います。

アメリカのドラマなどで、「(You are) fired!」って台詞を見たことはありませんか?

これは、「あなたはクビだ!」と翻訳されていました。

しかし、昨今では、「FIRE」と言うと、「自ら退職し、自立する」というポジティブ

イメージで取られるようになっています。

FIREとは、

「Financial Independence, Retire Early」の頭文字を取った略語

経済的自立早期リタイアを意味します。

同時に、「ハーフリタイア」という言葉が使われることもあります。

意味合いは似通っているのですが、リタイアと言うと、第一線から退き、隠居するような

イメージが強く残るせいか、「再び燃え上がる」的なイメージも連想させる「FIRE」が使

われるようになったように勝手に思っています(調べてはいませんが)。

2019年、金融庁の報告により老後2,000万円問題が勃発しました。

反響が大きく、その試算根拠に迫る報道が加熱し、結果、発言が撤回されたほどでしたが、

この時って多くの人が自身の老後について心配したのではないでしょうか?

私もその一人でした。あたなはどうでしょうか?

若い頃は、60歳または定年延長まで働き通してから定年を迎え、余生をのんびり過ごすも

のと思っていました。しかし、昨今では若く元気な20代、30歳代でのFIREも出ています。

「多様性が重んじられる時代」になったが故に、生き方の選択がより広範囲に、自由になっ

てきたとも言えるのかも知れませんが、FIREしたいか?したくないか?できるのか?したい

けどできないのか?現実目線で考えてみたいと思います。

 

FIREの目安

まず、アメリカでは、FIREの目安として「4%ルール」というのが提唱されてます。

「年間支出の25倍の貯蓄があれば、年利4%で運用できる」という考え方です。

4%の考え方は、S&P500の年間成長率が約7%、ここからインフレ率の3%を差し引いた%を

物差しとしているものです。

年間生活費が400万円必要であれば、1億円が目安ということになりますね。

しかし、日本においては若干事情が異なります。

インフレ率の目標を2%としておきながら、1%そこそこだったりするので、日本に置き換えれ

ば「4−5%」、つまり年間支出が400万円とすると20倍程度、8,000万円位あればなん

とかなるって話になります。

しかし、肝心な問題は、貯蓄分が年率4-5%で運用できるのか?ってことです。

なぜならば、その手法は、「節約」か「投資」の二択に大別されるからです。

私見たっぷりですが、色々な投資方法とFIREについて考察してみたいと思います。

 

米国株投資

2021年、そして2022年始とニューヨークダウは上昇を続け、36,500ドルを突破。

史上最高値更新となりました。

年約20%、5,700ドルの上昇でした。S&P500は27%の上昇、ナスダックも21%の上昇と、

主要3指数は揃って上昇しました。

まず、驚愕その①は、「アップル株」

時価総額が一時3兆ドル(345兆円)を突破しました。

なんと、日本最大の時価総額を誇るトヨタ自動車の時価総額の約10倍です。

(アップル株推移)

2018年1兆ドル

2020年2兆ドル

2021年3兆ドル

3年強で約3倍になった格好です。

コロナ、オミクロン株の感染拡大、そして年末年始は航空便が15,000便を超える大規模な

減便が実施される中、株価だけが上昇した格好です。

景気の良さが全く実感されない中、信じ難い話ですが、

もしアップル株に1,000万円投資していたら、含み益は2,000万円

つまり、前述の年間生活費400万円とすると、FIREが5年程近づいたことにはなります。

しかし、一つの銘柄に1,000万円も投資できる人はなかなかいないですよね。

続いて驚愕その②が「テスラ株」、これも凄まじいものがありました!

時価総額こそアップルとまではいかないまでも、2019年には1株35ドルでしたが、直近で

は1,200ドル、つまり、3年で35倍になっていました。

100万円の投資が、2年で3,500万円になったことになります。

アップルに1,000万円投資するのは難しいとしても、テスラになら100万円は投資できてい

たかも知れないと思いませんか?

「結局はお金持ちがさらにお金持ちになる」なんてことをがよく言われますが、訪れる

未来の姿を見誤らずに先行投資ができ、運も味方につけられれば、私たちのような一般人で

あってもFIREに近づけるのかも知れません。

株には上げ下げがあることに耐えられるメンタル的なタフさが求められますし、そして、今

年11月のアメリカの中間選挙でもしバイデン大統領が負けるようなことになればまた・・

なんてことも頭をよぎったりしますので、バクチ性もはらんでいるようにも思いますが、

ここで成功を掴むことができればFIREが近づくのかも知れませんよね。当然私はどちらにも

一切投資したこともありませんが(悲)。

日本株投資

一方、日本に目を向けると日経平均は出遅れたままですね。

そういう意味では日本市場にもまだチャンスが眠っていると言えるのかも知れません。

日本株は長らくアメリカ株に連動していると言われましたが、最近では日本株は出遅れてい

という話を多く耳にするようになっています。

個別企業の選別がより一層強まったとも言えるのかも知れませんが、全体的には上昇時の連

動性は低く、下降時はバッチリ連動していた、そんな印象でした。

よって、日経平均は2021年はアメリカやヨーロッパ諸国ほど上昇はしませんでした。

米国株のような大化けはなかなか難しいのが日本市場(値幅制限もあるので)ですが、出遅

れ感のある堅実銘柄を探してコツコツ投資するという意味では日本株は向いているような気

もします。

日本は、資源が輸入頼みであることから、原油などの資源高に弱く(円安)、それが物価上

昇へ連動しやすいという弱点もありますが、日本企業には足踏みせずに頑張って欲しいです

よね。

今の私の場合は、新たに投資に踏み出すというよりも、物価高などの生活への打撃を感じな

がら、耐えるしかないのですが。。

ちなみに、アメリカと比べると、日本人の株式投資人口は半分以下の20%前後と言われてい

るのだそうです。

日本で証券口座を開設する際に、必ずと言っていいほど、資金源についてのアンケート

がありますよね?「それは余剰資金ですか?」と。

いかにも、保守的な発想を持つことが多い日本人へ向けた設問ではないでしょうか?

日本株投資はFIREしたいという人よりも、堅実にコツコツ積み重ねたいっていうタイプの人

の方が向いているということなのでしょうか?

副業解禁

サラリーマンの副業と言えば、これまでは不動産や株式、FXなどが主流でした。

しかし、ここ数年は副業解禁を取り入れる企業が増えてきました。

企業側の目的と言えば、「副業によって新たな知見を取り入れ、本業に生かす」こと

ですが、雇われる側からすると、「個々のスキルを高め、独り立ちできるようにする」

という目的に置き換わっているように思います。

要は、「どちらかに寄りかかる関係は断ち切ろう!」と読み替えることもできますよね。

コロナが蔓延したことによって「リモートワーク」「副業」を定着させる企業も増えてきまし

た。これまで対面で行っていたことが、非対面になることで、伝える力が改めて問われるよう

にもなったと実感しますが、圧倒的に削減できるようになったのは「通勤などの移動時間」。

人によっては朝ギリギリに起きてPCに向かうことで「出勤」とすることができる人もいるで

しょうし、定時と同時にPCをOFFにし、「退勤」とすることができる人も増えたことでしょ

う。ここで重要なのは、「有効に使える時間が圧倒的に増えた」と実感して動けるか否かで

はないでしょうか?

副業にも色々ありますが、一日2時間の往復通勤時間を削減したとすると、

月間20日間勤務で40時間

年間換算で480時間

つまり週休3日

が成り立ってしまうことになります。

この時間を何に使うか?時間の使い方によっては立派な副業時間に当てられるはずですよね。

いきなりFIREとは行きませんが、手堅くFIREに向かって逆算できる手法とも言えます。

副業=外でも使えるスキル ってことになるのですから、自身の価値を高める時間作りに充

てられたら素晴らしいですよね。

FIRE実現の為には?

改めて言うと、FIREのゴールは、

「お金に困らない自由な生活をする」

ことにあります。

働くことを否定するのではなく、仕事も含めてやりたいことをやって生きていくことです。

定年まで汗水垂らして働き、退職金をもらい、65歳からとされる年金を待って老後をのん

びり過ごすことを否定するものではありません。しかし、できれば・願わくば、少しでも

元気なうちに自由な生活を手に入れたいですよね。

計画というのは、ほとんどその通りに進まないものです。

でも人は計画を立てようとしてしまう。これでいいのだと思います。

FIREに向かう人は、まずは己の生活スタイルを知り、改めるべきところは改め、設計して

いくことから始めなければならないのですから。

まとめ

私もFIREに憧れますし、多くの方がFIREできたらいいなーと思うのではないでしょうか。

私もまずは己の現状を把握することから始めたいと思います。

そして、地道ではありますが、できる限り時間の使い方を見直し、与えられた時間の中で

自分の能力を使って何ができるか?を考え、取り組みたいと思います。

副業なのか、資格取得なのか、資金に余裕があるのであれば新たな投資を考える、何事も

全て自己責任ですが、FIREに向かって進めるよう、今の自分にできることを何か一つ見つ

けて取り組む1年にしたいと思います。

多くの方にとって素晴らしい目標が持てる1年でありますように・・

 

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