「キングダム」王騎将軍と「鬼滅の刃」煉獄に共通した見えない力を考察

人生

自分の強さを示したい者と何かを成し遂げるために戦う者!

そして受け継がれる意志!

ここから伝わるものは何でしょう?

『キングダム』と『鬼滅の刃』に似たような場面があると感じたことはありません

か?両方見たことがある人ならば何となくピンと来るのではないでしょうか?

『キングダム』での王騎将軍の死。

『鬼滅の刃』での煉獄さんの死。

どこが共通しているのか、現代に生きる私たちにとって学びとなることは何か?

王騎将軍と煉獄さん

キャラクターを簡単におさらいします。

王騎将軍『キングダム』

中国全土統一を目指す秦の六大将軍の一人

主人公・信から将来の目標として憧れられる存在

武神・龐煖との戦いに敗れ死亡

煉獄さん『鬼滅の刃』

鬼殺隊の中で最高位剣士として認められた柱の一人

主人公・竈門炭治郎にとって精神的な支えになるほど影響を与えた

上弦の参に位置する鬼・猗窩座との戦いに敗れ死亡

 

ストーリーの中で重なる部分が多いように感じませんか?

二人とも個性光るキャラクターとして描かれ、ファンも多い中、序盤で死んでしま

(だからこそ、そのキャラクターが輝くとも言える)のも共通しています。

 

それぞれ所属する組織のトップは

王騎将軍は秦の将軍であり、煉獄さんは鬼殺隊の柱。

つまり、組織の中でのいわゆる管理職のような役割になります。

主君に仕えているということです。

 

王騎将軍の主君は赢政(秦の大王)

今年の4月からの新たな展開!第4シリーズにも期待です!

https://twitter.com/kingdom_animePR/status/1476931199755071491?s=20&t=1KC5GMmQ6cRCUbK9Zn0yNA

 

煉獄さんの主君は鬼殺隊を束ねる産屋敷耀哉(お館様)

遊郭編がいよいよラスト!目が話せませんね!

 

それぞれが所属している組織のトップから多大なる信頼を得て、戦いに出ていくの

王騎将軍と煉獄さんなんです。

 

新人育成に果たす役割

先にも書きましたが、王騎将軍も煉獄さん、それぞれ主人公に大きな影響を及ぼし

ました。

キングダムの主人公・信

鬼滅の刃の主人公・竈門炭治郎

信と竈門炭治郎がまだそれぞれの組織の中では新人と言ってよい頃に王騎将軍と煉獄

さんは自分の戦いと死に様を見せます。

言葉よりも背中で見せること、教えるよりも感じさせることで主人公がそこからの成長

の大きなきっかけとなりました。

強さを示したい者との戦い

組織内での実力者、重要人物であるにも関わらず死んでしまうのは単に相手がそれ以上

に強かったと言ってしまえば簡単なのですが、

王騎将軍を討った武神・龐煖

煉獄さんを討った上弦の参の鬼・猗窩座

この二人は組織に属してはいるものの、自分の強さを磨きそれを誇示するために強い相

との戦いを求めていますよね。

王騎将軍も煉獄さんよりも武力という面では上回る敵ですが、王騎将軍と煉獄さんは簡

にはやられません。それぞれ見た方であればこの最後のシーンが印象的だと思います。

に致命傷の一撃を受けながら、それでもなお相手も討ち取ろうとする力がどこから出

てくるのか。

その場面を信も竈門炭治郎も近くで見ています。

強さを超えた何か見えない力が加わっている。それが自分のためではなく、理想の実現

ために戦っていること、自分の背中を見ている人を守る意思が最後の一振りに現れた

ようです。

王騎将軍と煉獄さんの惜しまれる死が伝えること

ここまで『キングダム』における王騎将軍と『鬼滅の刃』における煉獄さんの立ち位置を

簡単に振り返ってきました。そこでこの2つのケースの似ているところが見えてきたので

はないでしょうか。何が読み取れるのか考えていきたいと思います。

1.誰かのため、は強い

何のために戦うのか、そのモチベーションはプラスの力になります。現代でよく言われて

いるのは仕事であればビジョンや理念ということになるでしょうか。

自分の成績、収入だけを考えて仕事をすることと目指す社会を実現するためにその一部と

して自分の役割を果たすこと、この違いとも言えます。

ただレンガを多く積むのか、自分の大事な人が笑顔で過ごせる家を建てるためのレンガ積

みなのか、それによって取り組む際の気持ちが大きく違ってきて結果としてアウトプット

の質が上がるということですね。

2.新人から目標とされる先輩はいなくなることが最大の教育

偉大な先輩、憧れの存在は居続けることによってどうしても頼られることになります。

新人から見れば真似をして、何かを盗んで近づきたいと思います。しかしながら、近づく

ということと、超えることは全く違うものだということです。

教わる立場というだけでは、師を超えていくことは難しいですよね。

たとえば、学生の頃に部活動に力を注いだことがある人なら体験したことがあるかもしれ

ません。自分がある日、その部の中で最上級生になる瞬間です。そうなると、自分が目指

される側にならなければいけない。この緊張感や責任感が大きな成長につながります。

そして、自分もいずれは離れる時がくる。それも大事な役割の一つですね。

3.意思を継ぐものが組織をさらに成長させる

個人としてどれだけ力を高めても、自分が倒れてしまえばそれで終わってしまいます。一方

で、組織の中では意思が受け継がれることによりその体験自体が次へのステップになります。

自分が負けたり、失敗したりすることがあっても次にその課題に取り組む人が成功させるこ

とができるからです。

ビジネスでもスポーツでもそういう場面がありますね。甲子園に初出場するチームは、ただ

その学年が強かったわけではなく、先輩たちが挑戦してできなかったことを糧に受け継がれ

た結果として見るべきなんでしょうね。

まとめ

現代の戦いでは命を取られるようなことはあまり多くはないと思います。また、受験勉強の

ようにどうしても個人同士での競争になる場面もあります。

ただ人間が生きていく上では家族、友人、会社、チームなど何かしらの組織のなかにいるこ

との方が多いのではないでしょうか。

人気作品の『キングダム』と『鬼滅の刃』、他にも多く気づきが得られる場面があると思い

ます。

共に期待しながら続編を待ちましょう!

タイトルとURLをコピーしました