コロナ禍でのおうち贅沢、プチ贅沢、リベンジ消費、あなたはどうする?

おせち料理

コロナ禍になり、おうち贅沢、プチ贅沢、リベンジ消費なんて言葉があちらこちらで聞かれ

るようになりましたよね。つまりは、この約2年間、抑圧された生活をどのようにして跳ね

返し、溜まった鬱憤を晴らすか!って話なのですが、実は今から10年ほど前にも「プチ贅沢」

という言葉が流行ったことがあるんです。知っていますか?

しかも、コロナ禍の「プチ贅沢」とどう違うか、比較してみたところ、男性と女性の「プチ

贅沢」にも面白い差が出ていることがわかるんです。

10年前の「プチ贅沢」

10年前は、それまで長く続いたデフレ不況で「安価至上志向」の節約疲れから、ちょうど

消費意欲が復活する兆しが見えてきた頃です。今まで購入していた商品にプラスアルファの

ちょっとした付加価値がついた商品が出るようになり、自分の身の丈にあった「ささやかな

リッチ感」が感じとれてきた頃でした。

「日経トレンディ2010年ヒット商品」として下記が掲載されていました。

1位 「食べるラー油」
2位 「3D映画」
3位 「スマートフォン」
4位 「プレミアムロールケーキ」
5位 「iPad」

これらがベストヒット商品として挙げられた時期です。

今となってはどれも当たり前、身近にあるものですよね。一昔前の「最新」が、今の時代で

は「当たり前」になっています。

当時の女性は、普段あまり身につけることのない高価なブランドものを購入して、自分を着

飾り「贅沢をしている」という気分になるといったことや、美容や健康を意識してお金をか

けてみたり、エステ、スパに通ったりといった人も少なくありませんでした。

男性ではスポーツジムに通って自分磨きをすることが一種のステータスであり、美しさや若

さを保つ男性も増えました。

男性も女性も美を意識する人が増えたということです。

それ以外には、月に数回、ドライブも兼ねて日帰り温泉に行く、自然を満喫してくる、といっ

た気持ちのリフレッシュといった贅沢をしている人も多かったようです。

そして身近なところでは、この頃から流行り始めたコンビニ、

ローソンで発売された「プレミアムロールケーキ」

など、いつもよりはちょっと高めのスイーツを買ってチョットの贅沢、「プチ贅沢」をすると

いった習慣も注目されるようになりました。

このチョットいいスイーツを買って「プチ贅沢」をする際に、男女の贅沢のきっかけに面白い

差があったんです。

男性の場合、楽しいこと、嬉しいことあったときにプチ贅沢としてちょっとしたスイーツを買

う傾向があったと言われています。

女性の場合、疲れた時、イライラした時にこそ、普段より良いものを購入するプチ贅沢傾向が

あるそうです。

「男性は嬉しい時、女子はイライラした時」

のストレス発散のためにプチ贅沢のスイーツを買うという購買行動の差は面白いですよね!

これは今でも変わっていないような気がします!

コロナ禍でのプチ贅沢

コロナ禍で色々な生活が制限されていたため、これまでの「リベンジ消費」として高額な

商品を購入する傾向が出ています。

例えば、ドライヤーは安いものであれば2、3千円から販売されていますが、今だからこそ、

あえて3万円ほどの高級品を購入する人が増えています。

普段の夫婦の旅行であれば、2泊3日、数万円出行けるところ、今年は都内のあの高級ホテル、

オークラ東京に2泊3日で31万円のところに宿泊して非日常を味わうといった人も増えている

ようです。

年末年始、ホテルオークラ東京では508室もある客室が2日で満室になったほどの人気ぶり

す。これには驚きました!!

昨年の夏休みは緊急事態宣言が発令されていたため、海外旅行にも行けず帰省のできなかっ

た人が多かったため、今は上記のような国内の高級ホテルにリッチに泊まったり、家族で

舎のリゾート地に行って少し長めの休暇を取ったり、キャンプなどのアウトドアを楽し

む人が増えたり、豪華なグランピングを家族で楽しむといった、多種多様な楽しみ方が

増えています。

おせち料理でも、例年では1万円から1万5千円の価格帯が売れ筋ゾーンだったのが、3万5千

円以上もするような、以前ならなかなか手が出ない、高すぎるとものが飛ぶように売れてい

たのだそうです。中には10万円から20万円で販売されている高価格帯のおせち料理も、12

上旬のこの段階ですでに例年の2倍近くの予約が入っていたとか。

ちなみに、2021年 日経トレンディーヒット商品は以下です。

「日経トレンディ2021年ヒット商品」

1位 「TikTok売れ」
2位 「ウマ娘プリティーダービー」
3位 「シン・エヴァンゲリオン劇場版」
4位 「昭和・平成レトロブーム」
5位 「ahamo/povo/LINEMO」

モノ消費から、サービス・コト消費に大きくシフトしているのもわかりますね。

まとめ

コロナの影響が私たちの生活の至る所で出ていますが、改めて比べてみると面白いものがあり

ます。外での接待や人と集まって飲む時間が減り、おうち時間が増えたことで、生活スタイル

が一新しました。

コロナ禍で、お金の価値感について改めて考えた人も多いのではないでしょうか?

お金さえあればなんとかなる、とかお金さえあれば幸せだ、という人もいると思いますが、

コロナ禍によってお金があってもやりたいことができない、行動を制限されることに窮屈さを

感じた人もいたはずです。

自分にとって何が必要で何が大切かを考えさせられますが、コロナ禍の今だからこそ、

「プチ贅沢」を楽しんで、「小さな贅沢から大きな幸せ」を得て欲しいものです。

 

タイトルとURLをコピーしました