もうすぐお正月!おせち料理、食べ過ぎで気を付けて欲しいこと

おせち料理

もうすぐお正月です。お正月といえば、「おせち料理」ですよね!

お正月に気をつけることといえば、おせち料理など、美味しいご飯の食べ過ぎ。

正月休みが明けて学校や職場へ行くと、必ずと言っていいくらい、

「食べ過ぎた〜」とか「寝正月だった〜」とか、実家に帰るとそれなりの歓待を受け、

ついつい食べ過ぎてしまったことが話題にのぼりがちですよね。

そんな、おせち料理には実は「塩分」が相当量使われていることを知っていますか?

おせち料理の由来、意味?

おせち料理は昔から色々な意味が込められています。

おせち料理には季節の野菜や豆、昆布、こんにゃくなどの料理が中心で、食物の収穫のお礼

をこめていただいていました。「福が重なる」という縁起の良い意味を持つ「お重」に、縁

起の良い料理をたくさん詰めることにも意味があります。

また、お正月の三が日は、主婦が台所に立たないでよい様に、あらかじめ大量に作り、三が

日かけておせち料理をいただき、その間、主婦を炊事から解放させてあげ、ゆっくり休ませ

てあげようとする意味も含まれています。そのために保存性を高めようと、いつもより味付

けを濃いめにして日持ちがするように作ります。

華やかで色々な食材が使われていることで一見健康そうにも見えるおせち料理ですが、長く

持たせることを目的に多くの塩分が使われているんです。これを意識しておくか、おかない

かでトータルの塩分摂取量も変わってきてしまうので、注意が必要です。

1日あたりの食塩摂取量とおせち料理の塩分

 

日本人の食事摂取基準(2020年度版の1日あたり食塩摂取量の目標値は、

男性7.5g未満、

女性6.5g未満

とされています

またwho世界保健機関では1日あたり5g未満とし、日本高血圧学会でも1日あたり6g未満と

しています。

そして成人の日本人の1日の平均食塩摂取量は男女平均で10.1gとなっています。

この数字を見ると私たち日本人は目標値よりかなり多くの塩分を摂取していることがわかり

ます。

和食といえば、味噌汁がつきものです。

味噌汁1杯で約1.2gから1.5gの塩分量になります。3食味噌汁を飲むと、3から4gもの塩分

を摂取することになります。こう考えると塩分量が気になりませんか?

女子栄養大出版部が「栄養と料理」の月刊誌に過去に掲載した管理栄養士・清水加奈子さん

の分析によると、主なおせち料理の一人当たりの塩分量はおよそ

雑煮2.1グラム

かまぼこ1グラム、

だて巻き0.5グラム、

数の子0.6グラム(醤油なし)、

昆布巻き1.7グラム、

黒豆0.3グラム、

くりきんとん、なます、お煮しめなどなど、、

これらの塩分量をざっと計算すると8.6gの塩分摂取量になるのだそうです。

またこれを3食食べると1日で25gの摂取量

この時点で1日の摂取量を軽く超えてしまっています。

そしてこれをお正月三が日、食べ続けたとすると、なん77gもの塩分をとってしまうことに

なってしまうんです!

一度摂取してしまったこの量の塩分量を排出するにはかなりの努力、苦労が必要です。

ただでさえ、寒い冬、そしてお正月ともなれば、家でゆっくりすることが多く、運動不足に

なり、外での運動も軽いウォーキングさえも減ってしまいます。

塩分の過剰摂取が原因で心臓や血管に負担をかけ、高血圧になることで血流も悪くなり、

れが原因で動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞のリスクが高まります。悪いことばかりなのです。

おせちを食べる際に気をつけること

これまでにあげた塩分量を見ると、お祝い事に食べる華やかなおせち料理の塩分が気になり

ますよね!そこで少しの工夫をしながらおせちを頂くよう、意識してみてください。

とても簡単なことです!

おせち料理の定番である数の子。数の子は普段食べることは少なくお正月のおせち料理でし

か食べない方もいると思います。

数の子の塩抜きはしっかりして、食べるときは醤油をかけて頂くのが一般的ですが、醤油は

かけずに、鰹節や数滴の出し汁をほんの少しかけて食べてみてください。十分に美味しくい

ただけます。

おせち料理には野菜も少ないんです。

なますの大根、にんじん、煮しめのごぼう、里芋くらいしか入っていません。1日350gの

野菜の摂取が推奨さてれていますが、これでは全然足りません。

そこで、簡単なサラダ、茹で野菜、蒸し野菜で良いので、おせち料理に一品サラダを足して

みてください。サラダを一品増やすことで、おせち料理の摂取量も少しだけ減らすことにも

なり、塩分の摂取量も減らせることに繋がります!

まとめ

一年の始まりは、気持ちも開放的になってついつい暴飲暴食、塩分過多になりがちです。

しかし、ほんの少しの意識と工夫で、より栄養バランスの良い食事を取り、楽しい一年の

スタートを切ることができます。

「一年の計は元旦にあり」と言います。健康的に過ごしていくことが全ての源です。

良い新年を迎える為にも是非とも意識されることをお勧めします。

 

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