2021年 赤ちゃんの名前ランキング発表!1970年代からの変化は?

名前ランキング

毎年恒例となりつつありますが、各社の「赤ちゃん名前ランキング2021」が出揃いまし

た。各社の集計対象人数が異なることで、結果も若干異なることがわかりますが、大き

な傾向としてはそれほど変わりはありませんでした。

思い知らされたのが、時代の変化とともに命名はこんなにも変わるものかと言うことで

した。何と言っても、「読めない漢字が多い(汗」」、「1文字名もとても増えている」

というのが印象として強いものでした。

色々な意味を込めて命名することと思いますが、各界で活躍する有名人のようになって欲

しいとの願いを込めたと思われる傾向も昔から一貫して変わっていないようにも思います。

時代の遷移とともに見てみましょう。

2021年(令和3年)ランキング

明治安田生命 赤ちゃん本舗 ベネッセ(たまひよ)
男の子 女の子 男の子 女の子 男の子 女の子
調査数 17,000人 31,644人 211,039人
1位

(れん)

(つむぎ)

陽翔

(はると)

さくら

(れん)

陽葵

(ひまり)

2位 陽翔

(はると)

陽葵

(ひまり)

結翔

(ゆいと)

陽葵

(ひまり)

陽翔

(はると)

(つむぎ)

3位

(あおい)

(りん)

(あおい)

(つむぎ)

(あおい)

(りん)

 

「蓮」と言えば、お亡くなりになられた「大杉漣さん」だ!渋いな!と思ったのですが、実

は字が違いました。こんなにも読めない漢字が次々と。。それにしても皆さん色々なところ

からヒントを得てでしょうけれども、本当によくお考えになられますね。男の子の「陽翔(

はると)」、女の子の「陽葵(ひまり)」と「紬(つむぎ)」は3社ともに上位に顔を出して

いますが、全て読めず、撃沈でした。

2000年(平成17年)ランキング

男の子 女の子
1位 翔太(しょうた) 美咲(みさき)
2位 大輝(だいき) 萌(もえ)
3位 翔(しょう) 葵(あおい)

2000年生まれということは、今年21歳か22歳。社会人になる方も多いはずですね。

新入社員にはこの辺の名前の方が多いということを知っておいた方がいいかも知れません。

相手のことをついつい下の名前で呼ぶこともあるかも知れませんが、今の時代は「セクハラ」

ですよ。

翔太と言えば、「清水翔太さん」、美咲と言えば「伊藤美咲さん」あたりが連想しますが、

実は違うよ!って話なのだろうなと。。

1989年(平成元年)ランキング

男の子 女の子
1位 翔太(しょうた) 愛(あい)
2位 拓也(たくや) 彩(あや)
3位 健太(けんた) 美穂(みほ)

続いて、平成元年。美穂と言えば、「中山美穂さん」や「矢部美穂さん」でしょうか。

1989年、昭和の終わりでもありますが、「翔太」が何と息の長い名前かがわかりますね。

そして、拓也と言えば、字は違いますが、「木村拓哉さん」でしょう。キムタクには多少

遠慮して、「哉」の文字だけ変えた方も多いのかなと個人的に想像します。

1970年(昭和45年)ランキング

男の子 女の子
1位 健一(けんいち) 直美(なおみ)
2位 誠(まこと) 智子(ともこ)
3位 哲也(てつや) 陽子(ようこ)

この時代は、女性に「○○子」というのが圧倒的に多い時代でしたね。4位以下には「真由

美」や「由美」というよく聞き慣れた名前も連なっていました。とても馴染みの深い名前

で、芸能界などでも同様の傾向がありましたね。

しかし、今の時代では絶滅危惧種か?と言われるくらい、見ない名前になってしまいまし

た。寂しさすら感じます。

まとめ

多くの方が何を根拠に命名するのか?

①姓名判断 

日本人が最も意識するのは画数でしょうか。

②漢字からイメージされる言葉や響き

単語に込められている意味をお子さんと重ね、人に呼ばれた時にどう響くかってことでし

ょうか。

③季節やトレンドワードなどと重ねる

生まれた季節、またはその時代を牽引したスポーツ選手や芸能人など。いわゆるキラキラ

ネームでしょうか。

このような傾向のようです。名付けをする親の立場としては一大イベントですよね。子の一

生を左右するかも知れないのですから。日本は少子高齢化が叫ばれて久しくありません。少

子化担当大臣なども登場しましたが、残念ながら効果は見えていません。

昭和20年代の第一次ベビーブームは300万人近くの出生者数がありました。現在の出生数は

およそ1/4、昭和40年代の第二次ベビーブームに比べても出生数は約1/3近くまで低下して

きています。2021年には85万人にまで減少してしまいました。

コロナも重なり、人との接触が根本的に断たれたことも影響しているのかもしれませんが、

日本が再び活気を取り戻すためにも、少子化には何とか歯止めをかけてもらいたいものです

ね。

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